
予防接種
予防接種
インフルエンザは、インフルエンザウイルスに感染して発症します。
感染予防対策として、外出時のマスク着用や帰宅時の手洗い・うがいが大切ですが、併せてインフルエンザワクチンの接種がとても重要です。
接種を受けてもインフルエンザに罹患することがありますが、重症化の予防も目的としています。接種を受けてからインフルエンザに対する抵抗力がつくまでには2週間程度かかり、その効果が十分に持続する期間は約5ヵ月間とされています。より効率的に有効性を高めるには、毎年インフルエンザが流行する前の12月中旬までに接種を受けておくことが望ましいです。
下記対象者につきまして、インフルエンザワクチンは定期予防接種の対象となりますので、公費による助成を受けることができます。
(1),(2)に該当する方は自己負担金:2,500円、該当しない方は3,500円です。
杉並区「高齢者インフルエンザ予防接種」
新型コロナウイルス感染症は重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2による感染症です。
接種を受けても新型コロナウイルス感染症に罹患することがありますが、重症化の予防も目的としています。
下記対象者につきまして、新型コロナウイルスワクチンは定期予防接種の対象となりますので、公費による助成を受けることができます。
(1),(2)に該当する方は自己負担金:2,500円、該当しない方は15,000円です。
杉並区「新型コロナウイルス感染症予防接種」
肺炎による死亡は2024年度、本邦の人口統計資料によると第4位です。
肺炎球菌による肺炎は、成人肺炎の25~40%を占めています。
現在、肺炎球菌には90種類以上の型が報告されています。肺炎球菌ワクチンで全ての肺炎を予防できるわけではありませんが、重症度と死亡のリスクを軽減させることができます。
また、ワクチンの1回接種で5年間以上効果が持続するといわれています。
下記対象者につきまして、肺炎球菌ワクチンは定期予防接種の対象となりますので、公費による助成を受けることができます。
(1),(2)に該当する方は自己負担金:1,500円、該当しない方は8,000円です。
杉並区「高齢者肺炎球菌予防接種」
風しんウイルスによる急性熱性発疹性疾患です。飛沫感染が主たる感染経路で、強い感染力を有しています。症状は全身性の発疹、リンパ節腫脹、発熱と言われています。
無症状・軽症から重篤な合併症併発まで幅広く、特に成人で発症した場合、高熱や発疹が長期化し、関節痛を認めるなど、小児より重症化することがあります。
また、風しんに対して免疫不十分な妊娠20週頃までの妊婦さんが風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群の子どもが生まれてくる可能性が高くなります。
定期予防接種の対象は1歳~2歳と5歳~7歳未満時の計2回ですが、成人でも接種が推奨されています。特に、妊娠を計画している方は、先天性風しん症候群を防ぐため予防接種が強く推奨されています。
麻しん風しん混合ワクチンは任意予防接種となりますので、公費による助成を受けることができます。
(1)に該当する方は、全額助成(自己負担金0円)、(2)に該当する方は、自己負担金:5,000円です。
該当しない方は10,000円です。
杉並区「風しん抗体検査・予防接種」
帯状疱疹は、水疱・帯状疱疹ウイルスによって引き起こされる皮膚疾患です。症状は帯状に現れる発疹、水ぶくれや膿がたまることがあります。また、発疹に関連しピリピリ、チクチク、ズキズキといった神経痛を伴うのが特徴です。皮膚症状が治癒した後も痛みが残ることがあり、帯状疱疹後神経痛と呼ばれる状態に至ることもあります。
年齢や病気により免疫力が低下した際に水痘・帯状疱疹ウイルスが再活性化することによって発症します。そのため、50歳以上の方を対象に帯状疱疹ワクチンの接種が推奨されています。
シングリックス(乾燥組換え帯状疱疹ワクチン)は予防効果に優れた不活化ワクチンです。50歳以上の方で97.2%、70歳以上の方で89.8%の予防効果があると報告されています。接種回数は2回で、1回目の接種後2ヵ月~6ヵ月以内に2回目の接種を受けなければいけません。
予防効果は9年間持続することが確認されています。
50歳以上の方を対象に、帯状疱疹ワクチンは任意予防接種となりますので、公費による助成(1回あたり11,000円)を受けることができます。
該当する方は1回あたり自己負担金:11,000円、該当しない方は22,000円です。
杉並区「(任意)帯状疱疹予防接種の費用助成について」
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